第130回PTA公開講座報告
 大阪大学医学部の見学会と講演会〜心臓病治療の最前線〜
(PTA役員会主催)

平成30年12月25日(火)  13時00分〜17時15分頃実施
場 所: 大阪大学最先端医療イノベーションセンター(COMIT)
参加者: 105名(先生1名、保護者58名、生徒46名)             

 昨年度に引き続きPTA公開講座を大阪大学医学部キャンパス内で開催することになりました。大阪大学医学部説明会と心臓血管外科学教授 澤 芳樹先生による講演会。その後<見える、動く、触れる、体験する>をテーマにイノベーションセンターの5つの箇所で見学会が行われました。当日の様子を順に追って紹介していきたいと思います。
受付の様子
説明会レジュメ
PTA会長井上様より挨拶があり、この講演会の開催に際し貴重なお時間を頂いた澤教授はじめ講師の皆様、サポートして下さった医学部の皆様に謝辞がありました。
医学部説明会(13:00〜14:00)  
医学系研究科長     金田 安史 教授
金田教授より大阪大学の沿革についてお話いただいた後に、大学と企業の違いについてご説明頂きました。
大学は目先の利益にとらわれず、知的好奇心、科学的姿勢、独創性の要素を大切にしながら、将来の社会を担うリーダー的人材の育成を目的としています。また金田教授の研究分野であるヒトゲノム・DNA研究についてお話頂いたうえで医学を学ぶ上で一番大切なことは「なぜ?と思う好奇心と探求心でそれを実証しようとする行動力である。」医者であっても科学者であれという強いメッセージを頂きました。
医学科教育センター     和佐 勝史 教授
〜医師になること・大学の医学教育〜
阪大医学部の歴史は、緒方洪庵先生の適塾に遡り、現在でも医学部は免疫学の点で世界をリードし臨床研究にも強い。iPS細胞の実用化にも高く貢献しており、臨床治験ももう間もなくであるとのお話でした。
講演会「再生医療の最前線」(14:00〜15:00)  
講師:心臓血管外科     澤 芳樹 教授
モデレーター         金田安史 教授
講師の 澤 芳樹教授はiPS細胞を使った世界初の心臓病治療を発表されメディアでも話題になりました。現在も京都大学山中伸弥教授と連携しiPS細胞からハートシートを作る研究を共同で行っておられます。心臓は神秘的な臓器であること、心臓手術の進化、再生医療の重要性、これから先の医療の変動について幅広くお話して下さいました。
見学会(15:00〜17:00)  場所:最先端医療イノベーションセンター1階、2階、9階
(1) 救命すること−その人が倒れた現場から鎖を繋ぎつづけるために
講師:高度救命救急センター   大西 光雄 教授
心肺蘇生法の科学的根拠がどのように確立されたかなどの救命救急医療の歴史、その他救命士の活動内容などをご説明いただきました。
(2) 新生児蘇生法
講師:小児科学   荒堀 仁美 助教
早産や新生児蘇生法のついてのレクチャーを受けてから実際に白衣を着用し、NICUで使用されている装置を使って気道に管を通したり、心臓マッサージの体験をしました。
(3) 拍動するiPS由来心筋細胞シート
講師:未来医療開発部   斎藤 充弘 准教授
細胞シートについての講義を聞いた後、iPS細胞から作製した「動く心筋シート」を見せて頂きました。
(4) ブレイン・マシン・インターフェース 〜脳で機器操作〜
講師:臨床神経医工学   平田 雅之 教授
ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)とは人工知能の技術を用いて脳波を計測、脳信号の解読を行いロボットアームが動き、意思伝達装置の操作を可能にして障害のある患者さんをサポートします。ここでは模型の脳に機器を装着して実際に動く動作を見ることができました。
(5) スポーツメディカルサイエンス
講師:健康スポーツ科学   中田  研 教授
力の加減を数値に表すことで体の動きを科学的に分析することができることを体感しました。
見学会終了後、見学会で講師をして下さった先生方と参加者で一緒に全体記念写真を撮りました。
今回の公開講座では最先端技術を実際に色々経験、見学できることができすごく有意義な一日を過ごせることができました。
大阪大学の関係者の皆様、立案いただいた役員の皆様本当にありがとうございました。
文責  PTA広報委員会
 
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