平成30年度 小中高連携・宿泊型避難訓練

2018年11月16日(金)〜17(土)

 11月16日(金)から17日(土)にかけて、附属天王寺小中高の合同行事として、「宿泊型避難訓練」を実施しました。

 今年度、大阪では6月の地震、9・10月の台風と自然災害が相次ぎました。附属天王寺中高ではそのたびに、防災マニュアルに基づき、また臨機応変に対応しました。毎年2回行っている避難訓練の経験が生かされたと考えていますが、今回の地震、今までの訓練共に昼間であり、夕方以降の災害発生、あるいは学校での待機を想定した訓練は未経験でした。
一方、附属天王寺小学校は地域の避難所に指定されており、災害時に市民が多数避難してくることが予想されます。そのようなときに、附小生が附中高の施設に一時的に避難するということも十分考えられます。その場合、中高生が自分たちだけでなく、小学生の世話をしながら避難や待機することが必要となります。

 今回、小中高生徒60名弱という比較的少人数で、「災害時の夜間、体育館に避難して一晩過ごす」という設定で避難訓練を試行しました。参加者は小中高の希望者としました。
 18時前に中高の体育館柔道場に集合し、オリエンテーションの後、災害で電気が止まったという設定で体育館の照明をすべて切り、およそ次のような活動を行いました。
 ・小中高校生徒混成の5〜6人の班を作り、班で名簿、名札を作る。
 ・非常用簡易トイレを使ってみる。
 ・水の出ないトイレで用を足し、バケツの水で流す。水はプールから汲んできて補給する。
 ・備蓄してある飲料水と食料だけを摂取する。
 ・非常用ブランケット(レスキューシート)とダンボールのみで寒さを防ぐ。
 ・小型懐中電灯とペットボトルで照明器具を作る。
 ・退屈するので、年長者がレクリエーション等を工夫して年少者の気を紛らわす。
 教員からの指示は最小限に、基本的に中高生に伝え、各班で自主的に動くことを目指しました。この間教員は交替で、避難所からの出入や健康状態のチェック、プールでの水汲みやトイレの使い方に関する指導等を行いました。

 夜半までは特に小学生ははしゃいでいる子がたくさん居り、頻繁にトイレに行くなど落ち着かない様子でしたが、夜半にはすっかり静かになり、2時頃からの冷え込みのなか、整然として夜明けまで過ごすことができました。
 6時頃に電気が復旧したとの設定で柔道場の照明をつけると、「やったー」と歓声も上がりました。朝から中高生は新聞紙と炭、金網とレンガをもちいて火を起こし、湯を沸かして備蓄米と暖かいインスタント味噌汁を味わいました。8時半頃に活動を終了して解散しましたが、中高生は一晩通して、小さい子ども達のことを優先に考えて、しっかり行動できていたと思います。

 今回の訓練は「試行」ということで、参加者も教員も比較的少人数で行い、今後の可能性を探りました。とりあえずは「夜間、体育館への避難」の状況についてイメージがもて、いくつかの課題も見つかりました。今後、この訓練を経験した生徒が増えることで、学校内のみならず、各生徒が住んでいる地域において、本校生が非常時に主体的に動き、子どもやお年寄りなどを支える働きをしてくれるようになればと願っています。
                                                                             
オリエンテーション
簡易トイレの使い方
消燈
照明の工夫
簡易トイレの設置
寝場所つくり
備蓄品運搬
出入りチェック
プールから水くみ
バケツで運搬
中高生ミーティング
火起こし
味噌汁つくり
温かい食事
講評と解散式

 
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