2004年7月13日(火) 04ko1proof-02 目盛りのついた器具の検定1

  さて,本来,体積を測定する器具としてメスシリンダーがありますね。メスシリンダーの最小目盛りはいくらか知っていますか。本校で使っている一番小さなメスシリンダーは10m 用です。このメスシリンダーの最小目盛りは0.1m です。次に小さいのが25ml 用で,最小目盛りは0.2ml です。その次が50m 用で,最小目盛りは0.5ml です。100m 用のメスシリンダーはよく使いますね。最小目盛りは1mです。その次が200ml 用で,最小目盛りは2ml になっています。250m用のメスシリンダーの最小目盛りも2ml です。その次が500ml 用で,最小目盛りは5ml です。1000m 用のメスシリンダーの最小目盛りは10m です。このように,同じメスシリンダーでも,最小目盛りが違います。すなわち,測定の精度が変わるわけです。
 では,メスシリンダー以外のガラス器具ではどうでしょうか。多くのガラス器具には目盛りが入っています。それらの目盛りは,すべて正しいのでしょうか。同じ量の水で体積をはかると,同じ値を示すでしょうか。
                        

課題 次の器具の目盛りが同じ体積を示しているかどうか調べる。
 メスシリンダー(10m目盛り付き試験管(18mm),駒込ピペット(5m ),ホールピペット(10m ),メスピペット(10m ),ビュレット(25m ),メスフラスコ(50m

 何を基準に比較するかが問題ですね。よく考えて,工夫してください。
                             


 メスシリンダーで正確に10m水をはかり取って,目盛り付き試験管に移す。
 体積は一致しましたか。ところで,メスシリンダーの目盛りは,メスシリンダーに液体を入れたときが正しいのでしょうか。それとも,メスシリンダーから出したときが正しいのでしょうか。どちらでしょうね。この違いはとても大きいと思います。
                             

 計量容器はそこまで入っている内容積を示す器具(受用量器)と,別の容器に溶液を移したときの流出量を示す容器(出用量器)とがある。
受用量器…メスシリンダー,メスフラスコ
出用量器…ピペット、ビュレット
メスシリンダーは以前は出用量器であった。

 メスシリンダーやメスフラスコの目盛りは,入れた液体の体積を示しているのですね。また,ピペットやビュレットは液体を他の器具に移したときの体積を示しているのですね。知っていましたか。
                          

 ピペット,ビュレットなどをつかって,メスシリンダーやメスフラスコに正確に50m の水を移す。
 今日の実験で,知らなかったことがいろいろわかったと思います。どうも目盛り付き試験管や駒込ピペットの目盛りは怪しそうですね。
 それでは,次の時間は,器具の目盛りの検定をしてみたいと思います。どのような方法でできるか,考えてみてください。でもその前に,器具の名前をきちんと覚えておきましょう。