2004年12月10日(金) 04ko1proof-08 身の回りの濃度を調べよう1

  今日から後期プルーフの授業をはじめます。まずはじめに,後期の課題を確認しておきましょう。
    

課題 
課題I オキシドールには,どの程度の過酸化水素が含まれているだろうか?
    過酸化水素の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
課題II トイレ洗浄剤には,どの程度の塩酸が含まれているのだろうか?
    塩酸の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
課題III 食酢の中には,どの程度酢酸が含まれているのだろうか?
     酢酸の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
課題IV キンカンには,どの程度アンモニアが含まれているだろうか?
     アンモニアの濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?

 濃度について,復習しておく必要がありますね。
                

 濃度には,質量パーセント濃度とモル濃度などがあります。
   

質量パーセント濃度…溶液の質量に対する溶質の質量の割合を百分率で示した濃度
              質量パーセント濃度=/()×100 〔%〕
              :溶質の質量〔g〕
              :溶媒の質量〔g〕
モル濃度…溶液1 あたりに溶けている溶質の物質量〔mol〕で表した濃度
       モル濃度=/V 〔mol/
       :溶質の物質量〔mol〕
       V:溶液の体積〔
 では,どのような方法で課題を解決しますか?まずその前に,課題を選んでもらう必要がありますね。課題を選んだら,実験方法を考えてください。
                
 酸や塩基の水溶液の濃度を調べるには,中和滴定という方法があります。

 水溶液に含まれる酸や塩基の物質量〔mol〕は,モル濃度〔mol/ 〕×体積〔 〕で表される。したがって,モル濃度〔mol/ 〕,体積V〔cm〕の価の酸と,モル濃度c'〔mol/ 〕,体積V'〔cm〕の価の塩基が過不足なく中和した点(中和点という)では,次の式が成り立つ。
 ac×/1000〔mol〕=bc'×V'/1000〔mol〕 
 acbc'V'
 この関係を利用すると,酸や塩基の濃度を求めることができる。
 では,加えた酸や塩基の体積を正確に測定するにはどうすればよいでしょうか。次回は,正しい体積を求める方法について学ぶことにしましょう。