2004年12月16日(木) 04ko1proof-09 身の回りの水溶液の濃度を調べよう2

 各班が選んだ課題は,次の通りです。
    

 
課題I オキシドールには,どの程度の過酸化水素が含まれているだろうか?
    過酸化水素の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
    4班(H君,M君)
課題II トイレ洗浄剤には,どの程度の塩酸が含まれているのだろうか?
    塩酸の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
    1班(Oさん,Kさん,Yさん),3班(E君,M君)
課題III 食酢の中には,どの程度酢酸が含まれているのだろうか?
     酢酸の濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
     5班(T君,M君,O君),6班(Kさん,Nさん)
課題IV キンカンには,どの程度アンモニアが含まれているだろうか?
     アンモニアの濃度を知るには,どのようにすればよいだろうか?
     2班(Nさん,Iさん),7班(Yさん,Yさん)
   ビーカーや駒込ピペットには目盛りがついていますが,これらの目盛りは決して正しい体積を示していません。そこで,正しい目盛りのついた器具を,正しく操作する必要があるのです。
 滴定に使う器具は,メスフラスコ,ビュレットとホールピペットです。これらの器具の目盛りは,正しい体積を示していますが,正しい操作を身につけなければ,正しい体積を求めることはできません。そこで今日は,メスフラスコ,ビュレットとホールピペットの使い方の練習をしてみたいと思います。
    

中和滴定
1.メスフラスコを用いて,正確な濃度の酸または塩基の水溶液を調整する。
2.ホールピペットで濃度未知の塩基または酸の水溶液を一定体積コニカルビーカーに取る。
3.フェノールフタレインなどの指示薬を2,3滴加える。
4.1の水溶液をビュレットの先端まで入れた後,コニカルビーカーを置き,目盛りを読む。
5.塩基の水溶液または酸の水溶液を,3の液が変色するまで滴下し,ビュレットの目盛りを読む。

 それでは,濃度のわかっている酸の水溶液と塩基の水溶液を使って練習をしてみましょう。使うのは塩酸と水酸化ナトリウム水溶液で,濃度はともに0.10mol/ です。指示薬はフェノールフタレイン溶液を使いましょう。変色域は,無色8.2〜9.8赤色 でしたね。
          
 塩酸は1価の酸ですね。そして,水酸化ナトリウムは1価の塩基です。したがって,塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の濃度が等しければ,同じ体積で完全に中和するはずです。塩酸の体積が10.0mであれば,水酸化ナトリウム水溶液の体積も10.0mです。

 acVbc'V' 
 =1,=1
 =0.10,c'=0.10
 =10.0のとき
 V'acV/bc'
   =1×0.10×10.0/(1×0.10)
   =10.0〔m
 どうですか。水酸化ナトリウム水溶液の体積は,きっちり10.0m になったでしょうか。自信が持てるようになるまで何度も繰り返して練習してください。