2004年12月21日(火) 04ko1proof-011 身の回りの水溶液の濃度を調べよう4

 プルーフ化学も,実験できるのが今日で最後です。今までのデーターに自信のある班は,2つ目の課題に挑戦してもいいですよ。
 また,くり返し同じ課題で実験を続けている班は,濃度を変えたりして滴定を続けてください。
    
 中和滴定の実験では,水で濡れていてもよいもの,よくないものの区別が重要です。濡れていてはよくないものは,使う溶液で洗浄します。加熱して乾かすようなことは行いません。
 濡れていてはよくない器具は,ビュレットとホールピペットです。濡れていてもよい器具はメスフラスコとコニカルビーカーです。メスフラスコは水を加えるから,容器内に水があっても平気です。では,コニカルビーカーはどうしてでしょう。水でぬれていても,加えたシュウ酸の物質量は変わらないからです。濃度が変わっても,物質量は変わりませんね。
 化学の授業でも,中和滴定を行います。それを紹介しましょう。 

<溶液の調整>
1.シュウ酸二水和物0.63gに水を加えて100m の水溶液にする。(注意)溶液の濃度が一定になるように,メスフラスコに栓をして,何度もひっくり返す。
2.与えられた水酸化ナトリウム水溶液を使用する。
<ビュレットの洗浄>
3.ビュレットに水酸化ナトリウム水溶液を10mの目盛りまで入れる。(注意)漏斗の足をビュレットノ壁面に沿って回しながら,水酸化ナトリウム水溶液を入れる。
4.ビュレット内の水酸化ナトリウム水溶液をすべて流し出す。
5.ビュレットに水酸化ナトリウム水溶液をほぼいっぱい入れる。
6.ビュレットノ先端部の空気を抜く。

<ホールピペットの洗浄>
7.ホールピペット(10ml )に約5m シュウ酸水溶液を吸い上げる。
8.ホールピペットを水平より,やや開口部部が下になるようにしてホールピペットを回転させ,シュウ酸溶液で洗浄する。
9.ホールピペットをたてて,シュウ酸水溶液をすべて出す。
10.最後一滴は,開口部を指で押さえ,ホールピペットの膨大部を握って出す。(ホールピペット内の空気を膨張させて,先についている水溶液を落とす。)
 準備ができたら滴定です。

<中和滴定>
11.シュウ酸水溶液をホールピペットで正確に10m 取り,コニカルビーカーに入れ,フェノールフタレイン溶液を1〜2滴加えてから,回転子を入れる。
12.滴下前のビュレットの液面の目盛りを0.01ml の単位まで正確に読む。(ビュレットの青色の線の切れ目を基準にするとよい。)
13.コニカルビーカーをスターラーの上にのせ,溶液をかき混ぜながら水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ滴下する。水溶液の赤色が消えにくくなったら,注意して1滴ずつ滴下する。溶液全体がうすい赤色になれば滴下をやめる。(しばらくすると,空気中の二酸化炭素が溶けて,赤色が消える。)
14.滴下後のビュレットの液面の目盛りを0.01m の単位まで正確に読む。(ビュレットの青色の線の切れ目を基準にするとよい。)
15.11〜14の操作を3回行う。

 
 実験結果を整理します。


1回目 2回目 3回目 平均値
滴定前の目盛り



滴定後の目盛り



滴定に要した体積




 次回は研究発表会です。レジュメの用意をお願いします。いろいろ工夫して発表してください。