大阪教育大学附属11校園PTA研修会

日  時:平成29年5月14日(日) 10:30〜14:30
場  所:大阪教育大学柏原キャンパス
担  当:大阪教育大学 天王寺地区 PTA研修会実行委員会


大阪教育大学附属11校園PTA研修会が大阪教育大学柏原キャンパスにて開催されました。
今年度は天王寺地区が幹事のため前日の13日も午後から会場準備に行きました。
当日は副校長先生、主幹教諭、PTA実行委員を中心として小学校から11名、中学校から15名、高等学校から17名がそれぞれ参加しました。


柏原キャンパスは金剛生駒紀泉公園の中にあります。
受付のPTA役員の皆様です。


◆ 第1部  講演会(10:30〜12:00)
   演 題 :  「江戸時代の国語教育とことば遊び」
   講 師 :  大阪教育大学 初等教育過程教授 小野 恭靖 先生


教育の基本とは「自己と他を結ぶコミュニケーションツールであると同時に自己の内面を掘り下げる手段としてのことばの大切さやことばの面白さを教え、そのためにことばの特徴を体得させることである」と、多くの書物を執筆され社会活動や多くの職場で活躍されてきた小野恭靖先生の講演はとても興味深いものでした。先生が作ってくださった資料をもとに江戸時代に寺子屋で始まった国語系の教科書は『主に画家が挿絵を描くだけでなく本文にまで関わっていた』『江戸時代の小説家が教科書作りに関わっていた』ことも学びました。昔の日本では7歳までは神の子と考えられ寺子屋に入門することや何かを始めるのは数え年7歳がしきたりだったこと、そこに七五三を祝う意味があること。
また読書についても当時は素読が主流で文字は声をたて読み,言葉を歌にして身につけていく方法は伝統芸能の歌舞伎や狂言にもつながっているとされ、古典を学ぶことにより基礎学力をつけ生き抜く力になると考えられてきました。『徒然草』のような古典においても作者の書物を読むことによってその人物の人柄や生きてきた時代に出会い、生き方の美学を学ぶことができるという先生の教えに感銘しました。また初等教育の教科書は「往来物」と総称され,助詞をたくみに使い、七五調を多く採用したのもリズムによって記憶の足しにしていたり「実語教」といい古典を習字の手本として筆写し素読して学びました。また日本語を用いた娯楽(言葉遊び)から絵札のような『はんじもの』については参加者一人ひとりが答えを考えました。言葉あそびとされる逆さ言葉や『だじゃれ』『ギャル文字』の研究など幅広く言葉の研究をされている先生の講義は文字の語源や言葉のもつ意味についてとても勉強になりました。


だじゃれの瓦版が「大阪土産」として売られていたお話


◆ 第2部  懇親会(12:30〜14:30)


12時半からは大学食堂にて懇親会が開催され、11のテーブルに地区・校種の異なる参加者が12名ずつ着席しました。    
食事を摂りながらテーブル司会者が指揮をとり「わが校の伝統行事・我が家の伝統行事」をテーマに一人ひとり自己紹介と各学校の伝統行事の話中心に盛り上がりました。途中各11校園の代表者が一年間の活動報告をしました。どの学校の報告も特徴があり今後のPTA活動の参考になるものがたくさんありました。

大阪教育大学理事 中西先生 乾杯の挨拶
中学PTA嶋会長による活動報告
会食しながら各校の情報交換をしました
高校PTA高井会長による活動報告

今年度は天王寺地区が幹事校で担当の先生方、PTA実行委員は2日間の活動でした。その分私たちの交流も深まりました。研修会を通して有意義な時間を過ごせた事に感謝いたします。また学習したことは今後のPTA活動に役立てたいと思います。

大阪教育大学附属天王寺地区PTA研修会実行委員会のスタッフ一同
 
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